60個以上の洗濯バサミで巨大恐竜型ケルバーダインを作る。エグゼクスヴァーダイン再生構築過程

機体別制作録

洗濯バサミ60個で作る巨大恐竜型ロボット|エグゼクスヴァーダイン再生構築過程

こんにちは!プロモデラー林哲平です

今回はエグゼクスヴァーダインの再生構築過程を紹介します♪

そもそも作る気は無かったんです!

2026年夏、第二回KDMCを開催しました

これは夏休みに、みんなでケルバーダインを作ろう!という、自由参加型のコンペティションなのですが、言い出しっぺである私が作らないのはどうだろう、ということで、私も作るようにしているんですよ

今年はみなさんの参考になるように、作りやすい、わかりやすい、入門的なケルバーダインをいくつか作るつもりでした

それで作った一作目がこのNドール、カップヌードルで作ったケルバーダインです

で、二体目をどうするか?

ここは推し活ドールに日用品をペタペタはるだけでできる、作りやすいゼミカのバリエーションか

ずっと昔から構想だけあった、アメリカンホットロッド型ケルバーダインにしようかな?と思ってたんですよ

そうしたら!

レコレコさんの超大作、レコンテクストがKDMCに投稿されてきました!

レコレコさんはケルバーダインの設定をしっかりと読み込んで作られていて、私がまだ設定だけ作って立体化していない、リザレクト最強のケルバーダインであるガルガンチュアシリーズとして作られているうえ、ミキシングワールドの二大勢力の一つ、エグゼクトの大ボスであるゼノヴァのヴァーダインへの対抗機として作られているという設定まで作られている

これ見て、火がつきました!

ここまで作ってくれているんだから、もう、最強状態のヴァーダインを作って応えるしかない!

と、近所のダイソーに直行したんです♪

デスザウラーリスペクト。でもオリジナリティは出したい!

ところで、このエグゼクスヴァーダイン、見ての通り、ゾイドのデスザウラーをリスペクトしたデザインとなっております

これは12年前、蠣殻と魚の骨を使って作ったケルバーダイン、グラッズドレアを作ったときから温めていたアイディアなんです

このグラッズドレアの目の部分、よく見てください。

洗濯バサミを使っているのですが、洗濯バサミの金具を通すスリットの部分。

これを見たとき「これ、デスザウラーの目っぽくない?」って思ったんですよね

そこから10年経ち、ケルバーダインを再開して

ケルバーダインはご存知の通り、大好きなゾイドをストーリー的にもリスペクトしています

帝国=エグゼクト、共和国=リザレクトで、機体に対して活躍する物語をつけるというのもゾイドバトルストーリーですし。

歴史年表を考えていたとき、エグゼクト側の大ボスの名前を考えたとき、帝国モチーフだし、とゾイドのゼネバス皇帝からゼノヴァの名前を取りました

そして、歴史年表の最後でリザレクトの首都を陥落させるのだから、これはゼノヴァのケルバーダインはデスザウラーみたいなのにしよう!と、竜の形をしているという設定を作ったんですよ

しかしです!

ここで実際のデスザウラーの写真を見ながら作ると、さすがに真似を超えて、パクリになりすぎるのでは?と思いまして

以前制作したエグザディオンも、デスピオンの写真を見ないようにして作ったのに激似になってしまったので

心の中のデスザウラーを参考に、制作期間中はグリムロックやダイナザウラーなど、他の恐竜型メカの写真を一切見ないように制限して、いざ制作開始です!

再生構築スタート!

このエグゼクスヴァーダインは、長い時間をかけて、オリジナルヴァーダインが進化してこの形になった、という設定です

オリジナルヴァーダインを作ったときから、最終形はこうなると想定していたので、胴体はそもそも頭部の基本になるようにデザインしてあります

一度オリジナルヴァーダインの頭部を作って、恐竜の頭にするにあたってどう型を作るか?のイメージを練ります

頭部:ホッチキス+洗濯バサミ+フォーク

以前のままだと、恐竜型の頭部にするには後のクリームケースが不要だったので、改めて1から作り直します

洗濯バサミとシガレットフィルターで作った基本ブロックにフォークを接着!

不用部分をカットします

フォークの刃をさらに装着!

両側にも付けると、フォークの歯が恐竜の歯になりました

側面に洗濯バサミをセット!

金具が通るスリットが目になります

ホッチキス内部パーツにフォークの刃を等間隔に接着し、下顎を作ります

さて、今回は巨大なケルバーダインになるので、強度を保つため、5mm真鍮パイプを仕込みます

久しぶりにパイプベンダーを使いました

これはパイプを綺麗に曲げられる工具なんです

曲げた真鍮パイプに上顎と下顎を組み合わせ、ホッチキスのパーツを頭に載せると……?

ヴァーダインの胴体をベースにした、恐竜の頭が出来ました

胴体・骨格:5mm真鍮パイプの芯と洗濯バサミの装甲

巨大化する分、強度が命。5mm真鍮パイプを曲げて芯にし、その周りを洗濯バサミで骨格らしく肉付けしていきます。

真鍮パイプの周りに洗濯バサミやヘアクリップでデコレート

洗濯バサミの持ち手が恐竜の骨っぽくていい感じ!

真鍮パイプを曲げて繋げて芯を作り、パーツを接着してデコレート!

お腹にはくしを装着して、隙間の見える骨っぽい表現に

肩から背中にかけての装甲は大型洗濯バサミです

胸周りをヒゲソリ、洗濯バサミでさらにデコレート!

ああ、洗濯バサミ尽きたからダイソーに買いに行かないと!

ダイソー通算 2 回目

背中に目玉クリップとヘアクリップを交互に装着し、背骨風のディテールに

ヘアクリップ使い尽くしたので、またダイソーに行かないと!

ダイソー通算 3 回目

スカスカだった腰回りに洗濯バサミで装甲を追加!

また洗濯バサミが無くなったので追加買ってこないと!

ダイソー通算 4 回目

首側面にカーテンの隙間を埋めるつっぱりクリップと洗濯バサミで装甲を追加

つっぱりクリップ、エポキシ系接着剤でも接着できない不思議素材で出来ていたので、高温グルーガンで固定しました

毎日ダイソーで大量の洗濯バサミを買っていくので、店員さんに不審者だと思われてるかも?

尻尾の先端にハサミのケースを装着!

剣の鞘みたいな形で、いろいろ使えそうなパーツです

胴体はこれで完成としましょう!

次は足!

しかし、この状態だとエイリアンのチェストバスターみたいですね〜

脚部:足首から脚本体、自立へ

足首の爪から脚本体へ。大型洗濯バサミを主材に、まず自立させるところまで。

足首の制作をスタート!

ダイソーで新しい洗濯バサミをまた調達!

そろそろマスター洗濯バサミを名乗れる日も近い…?

ダイソー通算 5 回目

足首横にカーテン用のつっぱりクリップと洗濯バサミを装着!

これで足首は完成としましょう

さ、次は足本体ですね〜

脚部を大型洗濯バサミをメインに再生構築!

洗濯バサミは正義!

脚部だいたい完成!

これで自立可能になりました

足が付きました!

でも、尻尾で尻もちをついてしまう!

う〜ん、腕をつけたら、バランスが取れるといいな〜

腕・肩:鉤爪と肩アーマー、バランス調整

2種類の洗濯バサミで肩アーマー、鉤爪の形に悩みつつ腕を装着。尻尾との重量バランスがここで決まります。

肩アーマーを2種類の洗濯バサミで構成

どう腕を装着するか、悩みますね〜

手首を制作中

鉤爪を洗濯バサミでつくっているんですが、なかなかいい形にならない!

悩み中です〜

腕を装着!

尻尾とのバランスが取れて自立しました!

あとは細かい調整のみ!

再生構築完了!塗装前の記録撮影

洗濯バサミ約60個。組み立て完了と、塗装前の記録撮影です。

ケルバーダイン、ヴァーダイン再生構築完了です!

ダイソーの洗濯バサミを60個ぐらい生贄にして、巨大メカ恐竜を召喚しました!

普段ニッパーより重いものを持ってないので、腕に限界が

塗装前に途中写真を撮影ブースで撮っているのですが、でかすぎてはみ出しますね〜

塗装前に、娘が庭で撮影してくれました!

ケルバーダインはダンボール戦機のLBX同様に1/1スケールなので、ブース無しで撮影するのは「正解」なんですよね

「旧人類の遺跡を進軍中である」

みたいなシチュエーションです

世界の全てが撮影ブースです♪

RIC(塗装):黒サフ→メタリックレッド→シルバー→焼け表現

黒赤のライバル機カラーは最初から決めていたので、黒サフ全塗り→関節のメタリックレッド→ツメと歯のシルバー→焼け表現、の順で仕上げます。

今回は黒赤ライバル機カラーと最初から決まっているので、潔くMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラックで全体を塗装!

う〜ん、色が統一されると日用品要素が一気に消えて、最初からこんなプラモがあるみたいに見えますね

黒下地でも沈まない「隠蔽力つよつよメタリックレッド」

関節部をメタリックレッドで塗装するのですが、黒下地の上だと、塗りっぱなしだとどうしても暗く沈みがちなんですよね

ここはタミヤスプレーの「ピュアーメタリックレッド」+ガイアノーツの「ありそうでなかった 粒子の大きな メタリックレッド」を混色!

これで、黒下地でも沈みにくい、「超!隠蔽力つよつよメタリックレッド」が爆誕するんですよね

これをエアブラシで関節部分に吹き付けます

隠蔽力強いので、一瞬でした

ツメと歯をスターブライトシルバーで塗装!

この状態だと、スプレーでわかりやすい部分だけ塗っている、ソフビの怪獣人形みたいな感じですね〜

マスキング無しで塗り分ける:黒サフのフリーハンド吹き

改めて外装に黒サフをエアブラシをフリーハンドで吹き付けて、外装にはみ出たメタリックカラーを塗りつぶし

これで面倒なマスキング無しで、超速でフレームやツメを塗り分けることができました

8番シルバーでドライブラシして、洗濯バサミのバネディテールをエルドランゴールドで塗り分け

完成が近づいてきました

おおっと!肝心のエグゼクトマークを入れ忘れていたので、マスキングして塗装しました

単純なデザインにしていてよかった

エジェクターをスターブライトシルバーで塗装し、クリアーブルー、クリアーオレンジ、フラットブラックの順番に塗装して焼け表現を追加しました

最後に目をメタリックレッドで筆塗り!

モデラーさんにもよりますけど、頭や目などを一番最初に作る人と、一番最後に作る人いますよね

私は頭を最初に作ると、凝りすぎて作業がそこでストップしてしまうので最後に作る派です

皆さんはどっちですか?

あと少しで完成!

ヴァーダインRIC完了です!

ついにエグゼクト陣営のラスボスが完成しました!

大きさが50cmぐらいあるので手で持つのがギリギリです

私は夏休みの宿題は7月中に終わらせるタイプなんですが、さすがに22日までかかりましたね

皆さんは夏休みの宿題、どんな感じのスケジュールで消化してましたか?

次は撮影ですね〜

ベースからはみ出しそう

デカすぎて撮影が大変!

さて、撮影ですが、私はケルバーダインの写真は、こちらの記事で解説している、ケルバーダイン用のベースで撮影しています

いつもなら問題ないのですが、今回はデカすぎてベースからはみ出してしまうんですね!

これはもう、どうしようも無いので、AIで写真を補正しました

以前は写真で背景を変えるだけでも、模型部分の型が変わってしまい、まったく使えなかったのですが……時代は変わりましたね

今回はジェミニを使用しています

AIを使ったのは背景の延長だけで、作品そのものには一切手を入れていません。ただ、背景の補正だけでも、SNSに投稿すると「AI作成画像」と表示されてしまうのが悩みのタネですね。作品は実物がある本物なのですが……

完成!エグゼクスヴァーダイン!

エグゼクスヴァーダイン完成しました!

いや〜でかい!

そして感慨もひとしおです!

色と頭部でデスザウラーに見えますが、デスザウラーは表面が装甲で覆われた帝国ゾイドで、こんなに表面が凹凸のフレームっぽいデザインでは無いので、見ないで作って良かったですね

さしずめ、頭部デスザウラー、胴体はバイオゾイドのエッセンスが入ったゴジュラスギガ風、みたいな感じ

欲望の全部盛りですね

頭部はこの通り、オリジナルヴァーダインの胴体部分となっています

オリジナルヴァーダインとの並び。

パワーアップ前後ですが、空間占有率も大幅にパワーアップしているので、どこに置こう?

エグゼクト軍のケルバーダインたちと。手前の蠍型がエグザディオン、赤黒の機体がバテスMX30、金色の丸い頭がガルダカ、戦車型がドルトガMX30

というわけでエグゼクスヴァーダインでした!

このモデル、超巨大で「凄!」っと見えるかもしれませんが、日用品はプラモのパーツのように小さく精密ではないので、小さくまとめるほうが難しいんです。

強度さえクリアできれば、大きいモデルのほうが制作自由度が高く、圧倒的に楽なんですよね

今回その強度を支えたのが、最初に仕込んだ5mm真鍮パイプの芯です

しかし、完成すると壮観ですね!

息子や娘も「え、お父さん凄っ!」と、久々に父の威厳を取り戻せました(笑)

さて、次は何を作りましょうかね?

▶ この機体の完成作例とバトルストーリーを見る (ケルバーダイン エグゼクスヴァーダイン バトルストーリー第28話『エグゼクトの帰還』) →